一般財団法人おおさか創造千島財団が運営するMASK(MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA)は、大阪・北加賀屋の元鋼材加工工場・倉庫を活用した大型現代アート作品の収蔵庫です。本スペースでは年に一度、 「Open Storage」と題し、保管する複数の作品を一般公開するプログラムが開催されています。
本学アートプロデュース学科およびアートコミュニケーション研究センターは、2015年度よりこのプログラムにおいて「みる・考える・はなす・きく」を主軸とした作品鑑賞ツアーの企画・監修に取り組んでいます。 本年も親子/小学校低学年/高学年/中学生以上を対象にした鑑賞ツアーを、弊センター監修のもと、アートプロデュース学科の学生たちが企画し、運営を行いました。
鑑賞会当日のレポートを、参加学生に執筆いただきましたのでご紹介します。このレポートでは、プログラム内容の報告だけでなく、企画・運営に取り組んだ学生たちが、ツアーに参加いただいた鑑賞者に、どのような鑑賞体験を得て持ち帰ってもらいたいのか、そのために試行錯誤した様子を中心にまとめられています。本企画は、1年生でACOPを学び、鑑賞者及びファシリテーターとして研鑽を重ねた学生による、初めての学外における社会実装プロジェクトという側面もありました。プログラムの裏側で、学生たちが悩み試行錯誤していた様子も、ぜひ皆さまにご紹介できればと思います。