ダイハツ労働組合は、組合役員を対象にした計4回のリーダー育成合宿プログラム「夢創塾」を開催されています。第1回の合宿で、労働組合の存在意義、リーダーの条件、自身の強みと弱みを明らかにした参加者を対象に、第2回の合宿初日となる本研修が実施されました。リーダーシップ発揮に向けた新たな気づきやリーダーとして行うべき、具体的な方法を明らかにすることを目的に、本センターの岡崎がレクチャーとACOPによる作品鑑賞を行いましたので、参加者の声を一部をご紹介します。
「物の見方が変わると思う」
「仕事でも自分が正しいと思ったことをするだけではなく、仲間に意見を聴いてそれをつないでいく」
「自分の意見、他人の意見、全員が納得出来る意見までのねばり強さをつけることが、これから必要になってくる」
「ひとつの正解は存在しないというあたり前のようでなかなか理解していない部分を学ぶことができたと感じている。キャッチボールではなく、バレーボールのような全員の対話の必要性を学べた」
「明確な解が出ない状態に耐える力を養うことができる点が、とても有効だと感じた」
「今までは自分のみた物が正と思っていたけれど、他の人からすると違う見方もするということを心において部下や上司とも接し、コミュニケーションをとろうと思った」
「今の青年部に学んで欲しい内容が多かった。新たな発見、物の見方、考え方を学べた。青年部に還元し、部員から多くの声を上げてもらうためのしかけをつくる」
「ひとつひとつの物、事象から見方により異なる意見が出てくるので、普段でもナビゲートできる人になっていきたい」
「何か困り事や不具合があったとき、他人の意見やさらに、周囲の意見をとり入れ自分の意見と混ぜて新しい考えや案が出せるように人の意見に耳を傾け、否定せず参考に出来るように意識して行動する」
「サークルメンバーと話し合い、活動をやることの意味を伝えることで、職場を改善していけると思う」
同組は「一人ひとりの参画で、ゆとりある生き方・働き方を共に実現する“パートナー”としての労働組合へ」と宣言しています。この宣言を体言するには、参加者の声にある、納得を生み出す対話、そのプロセスにおけるねばり強さ、耐える力が必要です。リーダーがそのことを念頭におき、行動として体現することによって、メンバーから率直な声が挙がる関係性がつくられ、組織改善に向けた道筋が表れてくるでしょう。プログラム終了後、各人の環境で、それぞれのリーダーシップが発揮されることを期待して研修を終えました。