11月20日(水)国立新美術館にて、全国美術館会議研究部会による教育普及研究会第52回会合が開催されました。
こちらの会合に所長の福が招待され、「対話型鑑賞の過去・現在・そしてこれから」というタイトルで講演を行いました。
当日は、教育普及研究部会の会員である、全国の美術館で教育普及をご担当している方、教育普及に興味のある方など、約60名の方々にご参加いただきました。
「鑑賞」という言葉が以前より広く普及し始めた現在だからこそ、「鑑賞とは何か」を問い直し、考える機会とすることをひとつの目的にしていた今回の会合では、福の講演のほか、鑑賞活動や美術館そのものの活動をテーマにしたグループディスカッション等も実施されました。
講演の中で福は、 ACOPを受講していた学生を例に出し、「ゴールだと思って行き着くと、また新たなものがみえてくる。答えがひとつとも限らないし、答えがあるかもわからないが、考え続ける姿勢や探究する姿勢を身につけてくれていた」と述べました。
今回の講演が、鑑賞活動を行う現場の皆様の考え続ける、探究し続ける一助になれていれば幸いです。
また、当日の詳しいレポートは、追って掲載いたします。