本センターは2015年度、愛媛県美術館が行っている「愛媛県美術館・博物館・小中学校共働による人材育成事業」に、外部専門家として協力してきました。同事業では、対話型鑑賞の他教科への応用について可能性を探ること、さらにはファシリテーター育成プログラムを開発することを目的として、県下の美術館・博物館学芸員、小中学校教員、外部専門家らが協議を重ねています。
このたび、同事業の第一弾企画として、表記公開セミナーが1/23(土)に愛媛県美術館にて開催されました。基調講演「みる・考える・話す・聴く」には、本センターから福のり子が登壇したほか、小中学校における対話型鑑賞の実践報告、生涯発達心理学からみた 「他者視点と学び」について講演が行われました。
当日は、県内外から90名を超える教育関係者・美術関係者が集まり、まさに「アクティブ」に、「他者との対話」による学びの可能性を探求する場となりました。ここではセミナー概要のレポートに加え、吉崎文子先生(伊予市立郡中小学校教諭)・春日美由紀先生(出雲市立大社中学校主幹教諭)が当日発表された資料スライドをご紹介いたします。