和歌山県高等学校美術工芸教育研究会が主催する「対話型鑑賞研修会」に、福と北野が講師として登壇し、レクチャーとワークショップを行いました。当日は県下の高校美術科教諭約20名、および和歌山大学教育学部の学生有志が参加し、活気に溢れた会となりました。
本会を企画された和歌山県立粉河高等学校の南教諭は、これまでにもACOPを応用した実践を試みられ、報告書にレポートを掲載されるなど、ロールモデルとなるような活動を展開してくださっています。さらに、本会をきっかけに、和歌山大学の学生が教育実習にて鑑賞授業を行うなど、さらなる実践が広がっているとのことです。
このように、ACOPを学校教育の現場で実践する試みは、すでに中長期的な連携のもと、応用的な実践が行われたり、その効果が検証されたりと、一定の成果を挙げ、体系的な知見を蓄積しつつあります。今後のステップとしては、実践を試みられている先生方同士のネットワーク形成など、教育・研究を後押しするコミュニティづくりも展望されます。