本学アートプロデュース学科・アート・コミュニケーション研究センターでは、2015年度より愛媛県美術館が行っている「愛媛県美術館・博物館・小中学校共働による人材育成事業」に、外部専門家として協力してきました。同事業では、対話型鑑賞の他教科への応用について可能性を探ること、有志の美術館・博物館学芸員、小中学校教員をファシリテーターとして育成することを目的としています。
昨年度は、複数回に及ぶ会議が実施され、本年1月には教育関係者を対象としたセミナー「ともにみる、ともに学ぶ~アクティブ・ラーニングのススメ~」も開催されました(本センターから福が登壇)。それらの活動をきっかけに有志の先生方が集まられ、いよいよ6月5日『児童・生徒の「思考力」を育むファシリテーター育成事業』のトレーニング第一回が、愛媛県美術館にて行われました。
本センターからは、伊達・岡崎・北野が講師として参加し、トレーニングプログラムを準備・実施。ここでは、プログラムの概要と、参加された先生方の声を中心に、その様子をご紹介します。下記の「関連資料」にレポートを掲載しておりますので、ぜひご一読ください。
また、本事業は年間を通して継続するものであり、その展開についても追ってご紹介する予定です。美術館と学校教育との連携、さらには教科を超えたアクティブ・ラーニングの研究・実践の一つのモデル・ケースとして、参照していただければ幸いです。