滋賀県中学校美術連盟、通称「滋賀中美連」の夏期研究会2016に本センターの伊達隆洋が講師として登壇し、県内外の先生方を対象に、レクチャーとACOPを用いた作品鑑賞を行いました。
先生方からは以下の感想をいただくなど、学ぶ側の立場を想像することの重要性の理解や対話型鑑賞の効果の実感、授業作りのヒントを得てくださったようです。
学校で生徒に対して、ぜひやってみたいと思いました。美術の授業ではもちろん、学級活動でやってみるのもよさそうだと思いました。生徒の意見を引き出したり、安心して話せる環境づくりをしたり、意見と意見をつなげたりする言葉や声かけの方法については、自分の学校の生徒に合わせて考えていきたいです。
対話型鑑賞に関する本を読んだりして、実践もしていたのですが、自分自身がファシリテーターでない側になれたのは初めてで、とても楽しく参加させていただきました。皆さんの意見に流されたり、流されなかったりする生の体験をして、やっぱりこの鑑賞が生む「ゆさぶり」がとっても面白いと思いました。
対話型鑑賞は今までにやったことはあったが、どのようにやるのか、そのことのおもしろ味というものを改めて実感することができた。“みる、考える、話す、聴く”という何気ない行為から鑑賞に広がりが生まれ、さらには自己肯定感や他者理解にもつながるというお話は大変興味深かったです。
視覚的なことなどの例示もあり、とても分かりやすい講演でした。どの授業(鑑賞に限らず)にも教師がねらいを明確に持ったうえでの授業づくりが大切だと改めて思いました。ぜひ、対話型授業にチャレンジしてみたいと思います。
直観にも根拠があって、そこを掘り下げることで言語活動がより進むのはすばらしい。