兵庫県西宮市役所に在籍している入所10年以内の職員を対象に、西宮市文化振興課主催「コミュニケーション能力向上研修」が行われ、本センターの伊達隆洋と岡崎大輔が講師として登壇しました。
文化振興課が研修主催することは異例の取り組みで、西宮市文化振興ビジョンに基づき、文化を広義でとらえ、芸術文化の果たす役割を様々な角度から模索するパイロット事業として実施されたものです。本企画は、かねてから本センターと交流がある場とコトLAB代表であり、西宮市文化まちづくり推進委員会の一員でもある、中脇健児氏のコーディネイトによって実現に至りました。
研修当日はレクチャーとワークショップ、ACOPによる作品鑑賞を行いました。
・自分がいかにすでにある知識や自身の偏見によって物を見ているのかという事実にがくぜんとしました。また、他者との関わり、コミュニケーションによって、自分の世界が豊かになるという体験が研修によって実感できました。
・話すことで人に物事を伝えることは難しいと改めて感じました。仕事の中でも伝わっている「つもり」で伝わっていないことがないように、相手とよく話をするよう心がけます。
・3時間が短く感じるほど有意義な研修でした。実務に生かしたいと思います。
参加者からは上記のようなご感想をいただくなど、限られた時間内でエッセンスを掴んでいただけたようです。ACOPを人材育成手法として応用する取り組みは、ますます活動領域を広げています。