東京大学・三宅なほみ教授 coref.u-tokyo.ac.jp/nmiyake/ らが主導する科研費研究「人ロボット共生学研究」に、アート・コミュニケーション研究センターが協力を行いました。
三宅教授は認知科学がご専門で、「人が物事を”分かる”過程で何が起きているか、そしてより深く”分かる”ために他者の視点が役立つのか」などについて追究されており、「協調学習支援」という一連の学習支援システムの開発・実践をされています。
今回はこの協調学習研究の一環である計画研究「ロボットによる協調学習支援と学習コミュニティの形成」 http://mf1.jp/yO_hP_ に協力。「ロボットと一緒に作品鑑賞をする」ことで鑑賞者(学習者)にどのような変化が起こるのか、その実践的研究に挑みます。
研究と実践を兼ねたワークショップを、
2月25・26日に横浜・慶應義塾大学日吉キャンパスで開催される第8回ワークショップ・コレクション wsc.or.jp/index.html に「何が見える?-ロボットと一緒にアートを見よう!-」として出展、子どもたちの熱気と知的好奇心に巻き込まれながら、好評を博しました。
本プロジェクトにはセンター研究員のほか、1~4回生のASP学科学生5名も参加、ワークショップの企画・立案から実行までを担いました。当日は、ロボットを参加者に加えたACOPと、ミモカ・アートカード(丸亀市猪熊弦一郎美術館開発の鑑賞教材)を行い、子どもと、ロボットの関わり合いを促進しました。
ここでの試みは、人ロボット共生学、ACOP双方にとっての互恵的な実践 / 研究の場であったのみならず、何より子どもたちにとっての刺激的な学びの場であったと言えるでしょう。
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当日の様子が、ACOPにも参与観察者として協力を頂いている、
平野智紀氏のブログに紹介されています。 http://bit.ly/Arb1n9