本学アートプロデュース学科およびアート・コミュニケーション研究センターと香川大学経済学部の共同プロジェクトとして、香川県豊島にて島民向けのワークショップを実施いたしました。
本プロジェクトでは、両大のメンバーとともに何度も現地に赴き事前調査、ワークショップ・プログラムの検討を重ねてきました。
「みんなで撮って話そう会〜豊島を写すと、あなたも映る?!〜」と題した今回のワークショップは、「”豊島らしい風景”といえは、どんな景色を思い浮かべますか?」という問いかけのもと、実際にその場所を撮影し、皆で話し合いながらそれぞれが撮った写真をみていくというもの。
当日は、9名の島民の方々が参加くださいました。生まれも育ちも豊島だという方、他県から移り住んでこられた方(Uターン、Iターン)や福武財団関係者などバックグラウンドは様々です。
それぞれの思う「豊島らしい風景」、同様にそれを語る言葉も誰一人として同じではない中で、「なるほど!」「そこは今まで注目していなかった!」「そんな捉え方もあるんだ!」など、対話は尽きることなく広がりをみせました。
参加者の皆さまにとって、「他者の視点の共有」と「コミュニケーション」によって浮かび上がる新たな気づきや価値の再発見の場となったのではないでしょうか。
■ 助成 公益財団法人 福武財団
■ 協力 山本暁美(東京大学大学院)、森島丈洋(かめだや代表)