京都造形芸術大学ASP学科と、本センターでは、銅駝美術工芸高等学校との連携授業を昨年度より実施している。本年度は、高校3年生34名を対象に、10/15 ・ 22と2日間にわたっての授業が展開された。
一日目は、福によるACOPの概説と、美術系高校のバックグラウンドをふまえて「みること」と「作ること」の関係性についてのレクチャーが行われ、二日目は、ASP学科学生が運営する本学ギャラリー ART ZONEにて、実際の展示作品を対話しながら鑑賞するワークショップが実施された。
2日間のプログラムのおわり、ギャラリーにのこって熱心に質問したり、「展覧会の搬出を手伝いたい」と申し出たりと、自発的な学びへと触発された生徒たちの姿があった。「みる・考える・話す・きく」という基礎的な要素から構成されるACOPが、単なる「いち鑑賞法」としてだけでなく、多様な芸術領域の生徒たちの「学びの学び」として少しでも資することができたのではないだろうか、と考えている。
今後も連携を継続し、より互恵的な授業を展開していくことができれば、幸いである。