2013年11月27日(水)はなぶさ保育園(京都市伏見区)にて、年長児を対象に対話型鑑賞を行いました。
7回目となる実践です。前回と同じく2作品を鑑賞しましたが、4つある全てのグループで30分の鑑賞時間を超過しました。時間の関係で鑑賞を終える際も、まだ手は挙がっていて、「今考えていることを、教室に帰ってからお友達と話したり、お家に帰ってから、家族の人と話してみてください」とお願いして終わりました。こうして「みる・考える・話す・聴く」ことが、鑑賞の時間だけでなく、彼らの日常の中に応用されていけば素晴らしいと思います。そのためにも、鑑賞の時間は一つの答えを探りあてる時間ではなく、色々な可能性を考え、オープンエンドな時間にすることが重要なのだと思います。毎回、担任の先生にも振返りをお願いしているのですが、今回の振返りで興味深かったのが「子供たちが、教室での普段の様子とあまり変わらなくなってきた」という声です。これも、「みる・考える・話す・聴く」ことが、園児の中で常態化している発露と考えることもできるのではないでしょうか。