2014年12月16日、大阪府の島本町立第一小学校にて、連携授業を行いました。5年生の2クラスと2年生の2クラスそれぞれで、北野が講師を担当し、ACOPを実践。元気あふれる小学生たちも、30分近くひとつの作品を集中して鑑賞してくれました。
今回の授業は、「クラスの関係作り」がひとつの目的であったと、第一小学校の中村先生はおっしゃります。「鑑賞教育」のみならず「コミュニケーション教育」の側面もとらえてくださった、貴重な実践の機会となりました。以下に、中村先生のご感想をご紹介します。
「子どもたちは 絵を見て友だちと話したいことがたくさんあったようで 絵を見た瞬間ささやきが部屋の中にひろがりました。自分の思ったことを話せた子も 言葉にできなかった子も 友だちの言葉を聞く中で つながりと多様性を感じたようでした。」 (中村万里 教諭)
先生は、実は過去に本学で開催した教員免許状更新講習にもご参加いただいており、対話型鑑賞も校内で実践されているとのこと。実践の芽が、さまざまな場所に広がりつつあります。