日本解剖学会・日本生理学会主催の市民公開講座「人間と芸術」に、本センター代表の福のり子が登壇しました。
当日は、東京大学 岡ノ谷一夫氏、東京藝術大学 布施英利氏、福による話題提供の後、パネリスト3名に加え、企画・進行をご担当された大阪大学 佐藤宏道氏、奈良県立医科大学 西真弓氏と、会場の参加者全員で、「人間と芸術」をテーマに討論が行われました。
討論の中では、会場からパネリストに「アート作品の意味がわからないと感じてしまうと、みることを困難に感じてしまう」といった意見が投げかけられ、パネリストからは「わかる、わからないではなく、興味を持てるか、持てないが大切ではないか」、「常に謎をはらんでいるから人々は作品を見続けることができるのではないか」、「作品そのものに意味や価値があるのではなく、みる人たちによって意味がつくられるのではないだろうか」といった意見が提示されるなど、参加者と登壇者の活発な議論が行われました。