去る5/30(土)、「こども美術館スカイミュージアム(あべのハルカス27階) 」にて、「みる・考える・話す・聴く」と題し、福と北野が対話型鑑賞のレクチャーとワークショップを実施しました。中・高の先生方を中心に10数名の参加者が集まり、アットホームな雰囲気のなか、学校教育における対話型鑑賞について、ざっくばらんに意見交換をする貴重な機会となりました。参加者アンケートからは、以下のようなご感想をいただきました。
「すでに授業で対話型の鑑賞をしているのですが、授業のコンセプトや方法について、もう一度整理することができました。授業者(ナビゲイター)は、指導ではなく共に鑑賞する立場として参加することが大切だということを確認できました」
「鑑賞の体験をしたことがなかったので、すごく新鮮でした。また自分一人で考えていたときと、他の人の意見を聞いてから考え直したときとでは、だいぶ考え方が変わっているのが、自分でも実感しました」
「こんなに体験・参加できる講演会、はじめてで、楽しませていただきました。グループで進めることの重要性に新たに気付かされました。自身でも制作をするので、対話の要素を取り入れたいと思いました」
集まられた先生方は、様々な研究会を自主的に運営し、教育のネットワーク作りを精力的に行っておられる方が多く、なんとほぼ全員の参加者が、互いに知り合っているという状況でした。副読本刊行から2年目を迎え、着実に実践の輪が広がりつつあることが実感できました。これを機に、続編となるレクチャーの開催・先生方の実践事例の報告など、いっそうの普及活動を展開してまいります。