project niwa (neighborhood improvement by works of art)は、京都大学医学部附属病院と京都造形芸術大学ASP学科およびアート・コミュニケーション研究センター(ACC)が共同で進めているプロジェク トです。特別病棟である積貞棟内の4病室での作品展示を通して、アート&デザインによる院内環境の改善・コミュニケーションが促進される場づく りを目指しています。
2012年1月より開始した本プロジェクトは、今年第二期を迎え、新たに選ばれた、こども芸術学科卒業生・松下愛実さん、同学科・梅田美代子教授の、計7作品に展示替えが行われました。展示風景の写真をいくつか紹介します。
展示作業のあいまに、病室の患者さんとお話する機会があり、作品に対する率直な感想を聞かせて頂きました。いわゆる「ホスピタル・アート」は、「ホスピタル」の側と、「アート」の側、それぞれの意図にどのように折り合いをつけ、創造的に解決していくかが課題となっています。今後は、より患者さん、現場の看護士・医師の方々とコミュニケーションを図りながら、作品展示に活かしていきたいと考えています。