平成27年夏に滋賀で開催される全国高等学校総合文化祭「びわこ総文」の美術・工芸部門を担う生徒実行委員を育成する「生徒育成セミナー」に、3月・6月にひきつづき、伊達・岡崎が講師として参加し、ワークショップを行いました。
3回目となる今回は、35名の高校生たちが参加。本学を会場にして実施し、ギャラリーで展示されている作品を実際に用いた鑑賞ワークショップなどを行いました。総合文化祭の本番では、一連のセミナーでトレーニングを受けた生徒たちがナビゲイターの役割を担い、展示作品を対話型鑑賞していく予定です。
生徒たちの感想からは、
「自分の常識を他人と同じだと思ってはならないと感じました。相手が同じものを見たり聞いたり知っていると思わず、人に分かるように自分の中で分解することが必要なのだと感じました」
「見たものを言葉に表すことで、自分の知らないうちに気付いていたものや、当たり前に思っていて気付けなかったものなど、普段は分からないことに気付くことができました」
「美術を通じて新しい友人ができた。他の人と伝え合って考えれば、一人では思いつかないような新しいことが浮かんでくるはずだ」
「正解がないということを実感したし、たくさんの目線があってはじめてわかることがあると思いました」
などなど、さまざまな気付きや発見を得てもらえたことがうかがえます。
今後も引き続き、セミナーへの協力・連携を行い、総合文化祭本番までのプロセスをご紹介していきます。
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0922追記
今回のセミナーには、実は別のプロジェクトで本センターと連携している大阪府立池田高校の生徒も参加していました。池田高校のブログに、素晴らしいレポートと感想を掲載してくれましたので、ここでもご紹介します。ぜひご一読ください。
参加高校生によるレポートは コチラ