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福光まちなか文化祭「中高生むけ美術講座 みる・考える・話す・聴く・作る」

概要

富山県南砺市の福光商店街では、2013年より「福光まちなか文化祭」と題し、商店街のなかで様々な催しを行う2日間のイベントを開催しています。その一環として、本年度は近隣の中高生を対象とした美術講座を実施、講師として本センターの北野が参加しました。

講座では、対話型鑑賞と針金人形を用いた物語制作を通して、アートとコミュニケーションの基本となっている「みる・考える・話す・聴く」を体験しました。20名の中高生たちは、非常に熱心に参加してくれました。初めての体験にとまどいながらも、楽しみながら学びを得てくれたようです。生徒たちの感想を、以下に紹介します。

「このワークショップでは、コミュニケーションにしても作品作りにしても「キャッチする」こと(注 : みる・聴く・考えること)が大切だとわかりました。これからの作品作りにも「キャッチ」することを生かしていきたいです」

「一つの作品にいろいろな見方があると分かりました。少しの変化でイメージがとてもかわると知りました。作品をつくるには工夫が必要だと分かりました。美術のことを考える機会になってよかったです」

福光は、実は棟方志功が疎開して制作を続けた地でもあります。今回の講座が、アートや地域の文化芸術に目を向けるきっかけとなれば、あるいはコミュニケーションの在り方を見つめ直す手懸りとなれば、幸いです。

開催年月日
2014 / 10 / 5
開催場所
南砺中央図書館
メンバー
北野諒