本センターが事務局となり、2011年3月より2012年4月1日まで、1年3期に渡り開催された「連続セミナー ヴィジュアル・シンキング・ストラテジー(略称:VTS)」。その受講者である愛媛県美術館の教育普及担当者が、この度、愛媛県内の伊予市立郡中小学校と 対話型鑑賞の共同研究を実施されます。概要と活動の様子を閲覧できるリンクをご紹介します。
研究内容:1年生の1クラスを対象に、Visual Thinking Strategies(略称VTS)が提供する
小学1年生向けのカリキュラム(参照サイトhttp://www.vtsweb.org/ ※)を実践。
ナビゲーションは担任教諭が行い、毎回の鑑賞プログラム時の子どもたちの様子、
家での様子、他の教科への波及等々について分析する。
※実際のカリキュラムを閲覧するには登録(有料)が必要です。
期 間 :2013年9月~2014年1月までの5か月間。月2回、全10回(予定)
活動の様子は、美術館のブログでフォローすることができます → http://ehime-art.blogspot.jp/
VTSの過去の研究では、子供に鑑賞プログラムを行う場合、鑑賞教育のプロである美術館のスタッフよりも担任教諭が実践した場合の方が学習能力の向 上がみられたという結果も出ています。今回は、実践者が担任の先生であることに加え、プログラムの波及効果として、子供たちの家での様子の変化や他の教科 への移行の様子も分析していくとのこと。どんな考察が得られるのかとても興味深いです。