ART COMMUNICATION
RESEARCH CENTER
ACOP

日本ファシリテーション協会 東京支部定例会

概要

本センターではACOPを、美術教育のみならず、社会人の生涯学習へ応用する取り組みを行っています。このたび、日本ファシリテーション協会 東京支部の定例会「対話型鑑賞から学ぶファシリテーション」に、本センターの岡崎が話題提供者として参加しました。

今回は、一般に「良い問いかけ」として扱われるような、あらかじめ時間をかけて準備する、十分に練られた質問ではなく、相手の発言を受けてその場で返す、「受け応え」について探ることを狙いとしていました。

当日はACOPによる作品鑑賞を行い、その後、参加者の思考や発言を促す応答の技術について、岡崎が行ったナビゲイションを題材に、参加者同士のディスカッションが行われました。

プログラム終了後、参加者は「『そこをみてくださいましたか』という受け応えがとても印象的だった。まわりの参加者の視点を変えるフレーズで、自分も試してみようと思う」など、具体的な技術に関する発見のほか、「良くも悪くも、自分の聴き方、見方がわかった」「自分に起こった反応を率直に出そうと思った」「相手に質問して、そのフィードバックを受けるという基本を実践しようと感じた」など、ファシリテーターとしての姿勢に関する発見も挙げてくださいました。

社会人教育における取り組みは、着実に広がっています。

開催年月日
2015 / 9 / 26
開催場所
大橋会館
メンバー
岡崎大輔