ART COMMUNICATION
RESEARCH CENTER
ACOP

ACOP ART COMMUNICATION PROJECT

みる・考える・話す・聴くの
4つを基本とした
対話型鑑賞プログラム

ACOP / エイコップ(Art Communication Project)とは、「みる・考える・話す・聴く」の4つを基本とした対話型鑑賞教育プログラムです。美術史等の知識だけに偏らず、鑑賞者同士のコミュニケーションを通して、美術作品を読み解いていく鑑賞方法を提唱しています。
作品は、画家が筆を置いたときに完成します。しかし、作品の価値や意味はその時点から生成され、付加されていくものなのです。完成直後に「傑作」と言われた作品でも、時代を経て忘れさられたものもあり、逆に、非難と嘲笑を浴びながらも、その後「名作」となる作品もあります。なぜ評価は変わるのか?それは、時代が、価値が、そしてなによりも、みる人が変化したからです。みる人、つまり、鑑賞者こそが作品の価値=アート創造の重要な役割を担っているということです。だからこそ、作品と向き合い、様々な価値をそこに付加していける主体的な鑑賞者の存在が大切なのです。作品そのものが「アート」なのではなく、作品と私たち鑑賞者との間に立ち上がる不思議な現象、深淵で、すばらしいコミュニケーションが「アート」だと私たちは考えています。
京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センターでは、ACOPを通じて、アートを生み出すことのできる主体的な鑑賞者の育成に取り組んでいます。全国の美術館や学校との連携をはじめ、他大学との学際的研究や、様々な教育機関や行政、NPOなどとも連携し、生涯教育の分野でも講演やワークショップを実施しています。また、日本における対話型鑑賞の普及や質向上を目的に、実施者であるファシリテーターの養成や、各領域の実践者の交流や情報交換、技術研鑽のコミュニティの運営もおこなっており、アート・コミュニケーションのハブの役割を担っています。
そのほか、2012年度からは対話型鑑賞を応用した企業の人材育成や組織開発プログラムの提供、医療・福祉など対人援助職のトレーニングなど、対話型鑑賞をあらゆる人材育成の基礎となるコミュニケーション能力を涵養する方法論として、いわば鑑賞型のコミュニケーション教育の可能性を拡張する取り組みもおこなっています。

LATEST NEWS 最新のお知らせ

  • 2026.4.21【募集開始】「対話型鑑賞ファシリテーション講座2026」募集要項・応募フォーム公開のお知らせ
  • 2026.4.16【お知らせ】「対話型鑑賞ファシリテーション講座2026」プレスリリースの公開&申込受付期間の決定
  • 2026.4.1【お知らせ】「対話型鑑賞ファシリテーション講座2026」開講のお知らせ
  • 2025.12.26【年末年始休業のお知らせ】
  • 2025.10.2【秋季イベント開催のお知らせ】ACOPセンター監修「対話型鑑賞プログラム」
  • 2025.7.30【夏季休業期間のお知らせ】
  • 2025.4.18【募集開始】「対話型鑑賞ファシリテーション講座」2025年度受講生(6期生)募集のお知らせ
  • 2025.4.1【開講のお知らせ】「2025年度 対話型鑑賞ファシリテーション講座」開講のお知らせ

2026.4.21

【募集開始】「対話型鑑賞ファシリテーション講座2026」募集要項・応募フォーム公開のお知らせ

「対話型鑑賞ファシリテーション講座2026」受講生(7期生)募集のお知らせ

 

京都芸術大学 アート・コミュニケーション研究センター(以下ACC)主催オンライン連続講座「対話型鑑賞ファシリテーション講座2026」の受講生(7期生)を募集します。

 

本講座は対話型鑑賞のファシリテーターに必要な理論と技法を体系的・実践的に学ぶオンライン講座です。レクチャーやワークショップを中心とした全8日の講座と、講師による指導やフィードバックを受けながら実践の技術を磨く全12日程の練習会を通じて、対話型鑑賞の理解とファシリテーション技術の習得を目指します。美術館や教育現場をはじめ、ビジネス、医療・ケア、地域コミュニティなどの現場で対話型鑑賞に取り組んでいる/これから取り組まれる実施者の方や、実施者の育成・指導に携わる方など、対話型鑑賞を本格的に学びたい方はぜひご応募ください。

 

お申込みにあたって、以下の講座趣旨、事前資料、注意事項・Q&Aおよび講座日程を必ずご確認ください。

募集要項(PDF版)はこちら→募集要項

 


|講座趣旨|

 対話型鑑賞は、コミュニケーションを通じてアート作品を読み解くことで、鑑賞に必要となる能力や、アート作品を鑑賞する際のリテラシーを学ぶ鑑賞教育プログラムです。アートに親しんだことのない人でも参加でき、作品の鑑賞を通して観察力や思考力、コミュニケーションスキルといったさまざまな能力の育成に寄与することから、全国の美術館や学校現場を中心に取り組まれてきました。近年は美術の領域を超えて、ビジネスや医療・ケア分野の人材育成、さらにはコミュニケーションやコミュニティの創出など社会課題へのアプローチなどにも広く応用されるようになっています。

 対話型鑑賞は、参加者にとって鑑賞の経験や知識の有無を問わず誰でも容易に取り組めるプログラムですが、反面、意義ある取り組みとなるためには、実施者には十分な背景理論の理解やファシリテーションの技術、適切なプログラムのデザインが欠かせません。しかしながら、専門的・体系的に対話型鑑賞を学ぶことができる場は限られているため、多くの方々が手探りで取り組まざるをえなくなっている現状があります。

 本講座はこうした課題の解消に向けて、対話型鑑賞の基礎となる理論と技法を体系的に理解し、実践経験を積んだファシリテーターの育成を目的としています。そのため、講座では基本である教育プログラムとしての対話型鑑賞を十分に理解・習得することを目指し、対話型鑑賞の源流であるニューヨーク近代美術館(MoMA)の教育プログラム「Visual Thinking Curriculum(VTC)」、および、後にVTC開発者らが改良発展させた「Visual Thinking Strategies(VTS)」の理論と技法から体系的・実践的に学んでいきます。加えて講座の後半では、これらを日本に紹介した第一人者である福 のり子(前ACCセンター所長、現・京都芸術大学名誉教授)が日本で発展させた鑑賞教育プログラム「ACOP/エイコップ(Art Communication Project)」の手法も応用編として紹介します。

 美術・博物館や学校をはじめ、様々な現場でファシリテーターとして対話型鑑賞の実践に取り組んでいる/取り組まれる方や、こうした実施者の育成や指導に携わっている方に特に推奨する講座です。ファシリテーター養成を目的とした講座内容となっておりますので、講座での鑑賞を目的とするお申し込みの場合にはご期待に添えない場合がございます。あらかじめご了承ください。


 

|実施概要|

プログラム開講期間:2026年7月4日〜2027年3月31日

本講座には3つのプログラムがあります。下記のプログラムを通じて、鑑賞力向上とファシリテーションスキル習得を目指していただきます。

 

①講座(全8日・必須参加、ファシリテーションの実践含む)

[日 程・主な内容]

第1部 7月4日(土)・5日(日): ファシリテーターになるための鑑賞スキル

対話型鑑賞の基本と背景理論/Visual Thinking Curriculum(VTC)とVisual Thinking Strategies(VTS)/作品をみるための問いとディスクリプション/対話型鑑賞体験

 

第2部 9月12日(土)・13日(日): 鑑賞を促すファシリテーションスキル

対話型鑑賞に適した題材選びの基本/対話型鑑賞(VTS)のファシリテーション技法の基本/ファシリテーション実践/上達のための練習方法

 

第3部 11月14日(土)・15日(日): 対話型鑑賞上級編 ‐「作品鑑賞」を深める‐

鑑賞を深める/トレーニングワーク/意味づけの構築(作品コンセプトを考える)/コンセプトを踏まえたファシリテーション

 

第4部 1月16日(土) ・17日(日): ファシリテーション上級編 

現代アートの対話型鑑賞の基本/上級編ファシリテーション技法/ファシリテーション実践/上級編対話型鑑賞体験

[時  間]  土曜日 13:00〜18:00/ 日曜日 10:00〜16:00(休憩1時間含む)

 

②ファシリテーションの実践練習を行う定期練習会(全12日・任意参加)

[日 程]

 2026年7月18日(土)*、8月11日(火・祝)、8月22日(土)、9月8日(火)、9月26日(土)、10月13日(火)、10月24日(土)、11月10日(火)、11月28日(土)、12月8日(火)、12月19日(土)*、2027年1月12日(火) 

[時 間] 第2火曜日 19:00〜20:30 / 第4土曜日 10:00〜11:30

 ※7月は第2火曜日の定期練習会はありません。7月と12月は日付通りの日程で開催します。

 ※定期練習会の他、受講者による自主練習会も例年開催されています。

 

③SNS(Facebook)を活用したオンラインコミュニティ(第1部以降〜2027年3月31日)

 講座第1部以降、Facebookを活用していきます。定期練習会をはじめ、受講生による自主練習会のお知らせを中心に、情報交換や受講生同士の交流・研鑽の場となっております。

 ※受講の際には、アカウントの取得・グループへの登録をお願いしています。

 

■参加条件:全8日の講座に必ず参加できる方で、定期および自主練習会の実践練習に、積極的に参加することができる方

 ※講座全8日では、ファシリテーション実践を含む、エクササイズやグループでのワークを実施予定です。実践的な学びを通して、理論や技術の習得を目指すために全日程の参加を推奨しています。

■参加方法:オンラインプラットフォーム(Zoom、Facebook)

■定 員:最大25名

 ※お申し込み者多数の場合は、応募フォームの回答を選考材料とさせていただきます。あらかじめご了承ください。

■受  講  料:200,000円(税込) ※お振込手数料はご負担ください。


|講師プロフィール|

伊達 隆洋(アート・コミュニケーション研究センター 所長/京都芸術大学 教授)

専門領域は人間科学・臨床心理学。2007年に外部研究者として京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)の対話型鑑賞教育プログラム「ACOP」の分析に携わったのをきっかけに、2009年より同大学にて対話型鑑賞の実践と研究に従事。全国の美術/博物館・学校教育関係者への研修のほか、対話型鑑賞を応用した医療従事者の養成や企業研修なども多数手がける。

著書に、共著『ここからどう進む?対話型鑑賞のこれまでとこれから アート・コミュニケーションの可能性』(淡交社)、共訳『どこからそう思う?学力をのばす美術鑑賞 ヴィジュアル・シンキング・ストラテジーズ』(フィリップ・ヤノウィン著、淡交社)』、寄稿「日本に対話型鑑賞は定着するか」(『ART collectors’』2021年10月号、生活の友社)など。


▶︎ 申込方法

本ページ末尾/募集要項(PDF版)に掲載の応募フォームから必要事項をご記入の上、お申し込みください。

※ご記入前に、「実施概要」の講座日程と講座の主なテーマと内容を必ずご確認ください。講座全8回の必須参加を推奨しています

お申込〆切:5月11日(月)23:59

選考結果:6月初旬(メールにてお知らせ予定)


■事前資料

対話型鑑賞を応用する取り組みの増加に伴って、現在では対話型鑑賞の理解や認識は非常に多様化・曖昧化しています。そもそもの対話型鑑賞に対する誤解が含まれていることも多く、こうした誤解に起因する対話型鑑賞への批判も増えています。

そのため、本講座における対話型鑑賞の位置づけや、本講座がどのような問題意識に基づくものであるか理解した上で受講いただくために、講師著作の一部抜粋を事前資料として公開いたします。受講をご検討の際には、下記のQ&Aと併せて必ずお目通しの上、ご応募いただくようお願いいたします。

▶️対話型鑑賞ファシリテーターの育成と課題

(『ここからどう進む?対話型鑑賞のこれまでとこれから—アート・コミュニケーションの可能性』7章より一部抜粋、淡交社)

※なお、著作抜粋は本講座の募集のために限定公開しております。無断転載、複製、転用等は固く禁じます。


 

■受講にあたっての注意事項およびQ&A

受講に際して必要となる受講環境、受講料の支払い方法、キャンセル・返金規定等についてを注意事項にまとめています。

また、Q&Aでは、資格認定の有無、対話型鑑賞について、ファシリテーション技術についてなど、よくあるご質問をまとめています。必ずご確認ください。

|注意事項|

受講環境について

− ZoomのアカウントとGoogleアカウントをご用意ください。

 お持ちでない方はZoomおよびGoogleの公式ホームページにて無料アカウントをご取得ください。取得方法の詳細は公式ページをご参照ください。 

  ・Zoom https://www.zoom.com/ja

  ・Google https://www.google.com/intl/ja/account/about/

− パソコンでの受講をお願いしております。

 講座は原則、パソコンをご用意の上、受講いただきますようお願いいたします。

 スマートフォンやタブレットでのご参加はアプリの利用制限により、実践のプログラムや講座の資料が十分にご利用いただけない可能性がございます。

– インターネット環境について:有線LAN接続を推奨します。

 長時間にわたってビデオとマイクオンでの参加が必須です。Zoomミーティングが安定して利用可能な回線速度が必要です。

 また、会社等のVPNを経由して接続している場合も実践のプログラムや講座の資料の利用が制限される可能性がございます。受講者様の通信環境による不具合については対応致しかねますので、あらかじめご了承ください。

 

申し込み・受講料について

− キャンセルについて

 受講確定後の辞退についてはご遠慮いただいております。お申し込み前に、受講必須となっている講座の日程を必ずご確認ください。

− 受講料は、受講開始前に一括でご入金いただいております。

 主催者都合による中止を除き、お振込後の返金はいたしかねます。

 

講座の記録について

− 本講座は画像や動画で記録させていただきます。

 録画動画は、復習学習のため、受講生に視聴期限付きで提供いたします。

 また、本学Webサイトや活動報告書等の広報活動および本センターの研究に用いることがございますのでご了承ください。


|Q&A|

Q.受講の際に必要なものはありますか?

A.「注意事項」の受講環境についての項目の通り、パソコンでの受講と有線LAN接続を推奨しております。また、講座・練習会ともにZoomの接続が安定しておこなえる環境で受講ください。そのほかに、講座の録画動画の視聴にGoogleのアカウント、定期練習会・自主練習会のお知らせをはじめ受講生間のさまざまな交流にFacebookをご活用いただきます。受講の際には、これらのアカウントも併せてご用意をお願いしております。

Q.受講料の支払い方法は何ですか?また分割支払いは可能ですか。

A.お支払いについては、京都芸術大学宛ての銀行振込による一括払いをお願いしております。分割払いには対応しておりません(海外からの入金で銀行振込が難しい場合は別途お問い合わせください)。規定の受講料で全プログラムにご参加いただけます。そのほかテキスト代などの費用は別途いただいておりません。

また、お振込み後の受講料の返金は対応しておりませんので、あらかじめご了承ください。

 

Q.講座受講後、対話型鑑賞ファシリテーターとしての資格や認定書はもらえますか?

A.現在のところ資格や認定書はお出ししておりません。対話型鑑賞についての体系的な理解やファシリテーションの技術を学びたい、疑問や課題を解決したいといった実質的な学びを必要とされている方に向けた講座であるとご理解ください。

対話型鑑賞の専門的なファシリテーターの育成という目的において資格や認定の必要性も認識・検討はしていますが、他方、日本に紹介され30年の間にこれだけ広義に普及しているなかで、資格や認定が正統性・真性性といったかたちで排他的に働いたり、建設的な議論や応用的・発展的改良を妨げることにもなりえることを危惧し、現在は資格認定をしておりません。なお、受講後、本講座を受講したことを対外的にお話いただくのはまったく問題ありません。

Q.受講後、対話型鑑賞ファシリテーターとしての継続的な学びや交流のためのプログラムはありますか?

A.本講座の受講終了者*を対象とした登録制のコミュニティプログラム「ACOP Gym(エイコップ ジム)」を2023年度より運営しています。対話型鑑賞についての継続的な学び・研鑽や、登録者同士の情報交換・交流の場として活用いただいており、毎年登録を更新することで継続的に参加できます。

「ACOP Gym」の詳細については、全4部の講座・最終回および講座終了後に、改めてご説明の機会を設けております。

※2024年度以前の「大学生と学ぶ対話型鑑賞ファシリテーション講座」を含む受講終了者。年度ごとに休会や復帰を選択できる登録制となっています。

Q.対話型鑑賞とVTS(Visual Thinking Strategies)は同じものですか?

A.「対話型鑑賞」という名称は、1990年代にVTC(Visual Thinking Curriculum)が日本に紹介・普及される過程で日本独自に意訳された造語です。元々はVTC や、VTCに基づく教育プログラム(VTS含む)を指す狭義の用語でしたが、30年のなかでコミュニケーションが介在する鑑賞スタイル全般に広義の用法で区別なく使われるようになっています。このことが現在のさまざまな混乱や誤解を生じさせる要因のひとつにもなっています。本講座ではこうした経緯も紐解きながら、広義の対話型鑑賞ではなく、基礎となるVTC/VTSとその応用であるACOPを扱います。

Q.対話型鑑賞の源流はMoMAで開発された教育プログラムではないと聞いたことがありますが?

A.これも日本独自の名称に起因する混乱のひとつです。「対話型鑑賞」という用語はVTCを日本で紹介・普及する際に意訳として生まれた造語です。したがってMoMAのプログラムが源流というのは間違いありません。他方、「対話型鑑賞」という言葉は、日本ではその後30年の間にコミュニケーションを介した鑑賞スタイル全般にまで用いられるようになっているため、こうした広義の意味で捉えれば、鑑賞の際に対話がおこなわれていた事例はMoMAのプログラムよりも前から存在しています。

Q.参加者が自由に作品をみて自由に話すのにファシリテーターの技術は必要ですか?

A.対話型鑑賞は参加者が自由に作品をみることを推奨していると説明されることがありますが、これは誤解もしくは説明不足です。対話型鑑賞は本来、作品鑑賞の土台となる体系的な観察や論理的な思考、これらを駆使するリテラシーといったことを身につけることを目指す教育プログラムです。鑑賞者が好きなように作品をみることが対話型鑑賞の目的ではありません。もちろん、作品をどのように受け取るかは最終的に鑑賞者に委ねられますが、プログラムの実施者には目的や設計が必要です。連続的なカリキュラムを基に、鑑賞者のレベルに応じたプログラム設計や作品選び、現場でのファシリテーションを通じて鑑賞者の能力やリテラシー獲得をサポートできる技術が実施者には必要になります。

Q.対話型鑑賞を美術鑑賞ではなくコミュニケーションを目的に活用する場合、ファシリテーションをわざわざ学ぶ必要はありますか?

A.「コミュニケーション」という言葉が何を指しているかによると思います。参加者がとりあえず口を開く、発話するということをゴールにするのであればファシリテーターに求められるものはそれほど多くはないかも知れません(実際には「参加者がとりあえず口を開く、発話する」を最終目的に設定しなければならないほどコミュニケーションが困難な状況への介入には、むしろファシリテーターに高度な技術が求められます)。

鑑賞目的かコミュニケーション目的かという二項対立で語られることがありますが、実施者が鑑賞を充実させることによって、参加者間により豊かな気づきや学びを対話から生じさせることが可能になりますし、充実したコミュニケーションを起こすことが鑑賞の充実には欠かせないため、両者は単純に切り離せるものではないと考えています。

Q.対話型鑑賞のファシリテーション技術とは「3つの問いかけ」のことですか?

A.「対話型鑑賞のファシリテーションは3つの問いかけだけ」という誤解が一部で流布していますが、VTC/VTSには中核となる3つの問いかけ以外にも重要な技法がさまざまあります。また、これらの技法は背景理論と紐付いているため、どのような場面で用いるかといった判断には背景理論の理解も重要になります。本講座ではVTC/VTSの理論とファシリテーション技法に加え、ACOP独自のファシリテーション技法も扱います。

Q.対話型鑑賞は作品の見た目の印象を話してるだけで、作品を鑑賞したことにならないのでは?たとえばコンセプチュアルな作品を見た目だけ話しても無意味では?

A.イエス&ノーです。まず、対話型鑑賞は作品の見た目の印象を話すだけというのは誤解です。実際にはもっと掘り下げて作品を考察することで、コンセプチュアルな作品を題材にすることもできます。しかし、実際には見た目の印象を口々に話すだけの対話型鑑賞が多いのもたしかです。

また、対話型鑑賞は本来、繰り返し何度も経験することで次第に鑑賞のリテラシーが獲得されていくよう、背景理論に基づきどのようなレベルの鑑賞者にどのような作品をどのような順番で見せ、どのようなファシリテーション技術を用いるか、綿密にデザインした上で実施するものです。こうした前提が伝わらないまま、1回の対話型鑑賞を切り取って「あれは鑑賞ではない」と批判されている場合があります。他方、実施者もこうした前提を知らずにおこなっているケースが少なくないのは対話型鑑賞が抱えている大きな課題です。

 


|講座参加者の声|

■修了生によるレポート

2025年度レポ-ト

▶️ACOPホームページ・ARCHIVESにて近日公開予定です。

2024年度レポート 

▶️対話型鑑賞を通じて磨く、関わりのファシリテーション「大学生と学ぶ 対話型鑑賞ファシリテーション講座2024」(河村 綾子 会社員/人材開発担当)

2023年度以前のレポート

▶️こちらからご覧いただけます。


▶︎ 応募フォーム 

応募フォームはこちら→ https://forms.gle/uuN5TXWLaairhBtE9

お申込〆切:5月11日(月)23:59

選考結果:6月初旬(メールにてお知らせ予定)


▶ 主催・問い合わせ

京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター(ACC)

〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116

https://www.acop.jp

E-mail:info@acop.jp

お問合わせ対応日:水・木曜日 10:00~16:00(担当:有光、吉原)

※事務局は常勤体制ではないためご対応が遅れる場合がございます。あらかじめご了承ください。

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2026.4.16

【お知らせ】「対話型鑑賞ファシリテーション講座2026」プレスリリースの公開&申込受付期間の決定

「対話型鑑賞ファシリテーション講座2026」の開講について、プレスリリースの公開と申込受付期間が決定しましたのでお知らせいたします。

 

📄 プレスリリースはこちら

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000673.000026069.html

 

リリースでは、講座日程や各回の主なテーマを公開しています。

スケジュールや講座内容が気になる方は、ぜひご一読ください。

 

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⚠️ 受講生募集・募集要項の公開について

 

受講生の申込受付および詳細な募集要項は、【4月21日(火)】より公開を開始します。

 

【公開先】

ACOP 公式ホームページ:https://www.acop.jp

【申込受付期間】

4月21日(火)~ 5月11日(月)

※応募者多数の場合は選考を行います。選考結果は6月初旬(予定)に発表いたします。 

募集開始まで、今しばらくお待ちください。

皆様のご応募・ご参加お待ちしています!

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2026.4.1

【お知らせ】「対話型鑑賞ファシリテーション講座2026」開講のお知らせ

京都芸術大学 アート・コミュニケーション研究センターでは、今年度も2026年7月より「対話型鑑賞ファシリテーション講座」を開講します。

 

◆対話型鑑賞のファシリテーションを習得したい方に向けた、理論と実践の技術を体系的に学ぶオンライン講座です。

◆講座と並行して開催する定期練習会への参加を通して、鑑賞者として「みる力」を鍛え、実践練習を通してファシリテーションのスキルアップを目指します。

 

対話型鑑賞を本格的・専門的に学びたい方々のご応募をお待ちしております。

 


実施概要

■実施期間:2026年7月4日〜2027年3月31日(全20日程を予定)

■実施日程:

①講座(必須参加)※全8日

[第1部] 2026年 7月 4日(土)  ・ 5日(日)

[第2部] 2026年 9月12日(土) ・ 13日(日) 

[第3部] 2026年11月14日(土) ・15日(日)

[第4部] 2027年 1月16日(土) ・ 17日(日)

[時 間]  土曜日 13:00〜18:00/日曜日 10:00〜16:00(休憩1時間含む)

 

②定期練習会(任意参加)※全12日

[日程]7/18(土)*、8/11(火・祝)、 8/22(土)、 9/8(火)、 9/26(土)、10/13(火)、

    10/24(土)、 11/10(火)、 11/28(土)、 12/8(火)、 12/19 (土)*、1/12(火)

[時間] 第2火曜日 19:00〜20:30/第4土曜日 10:00〜11:30

 ※7月は第2火曜日の定期練習会はありません。7月、12月は日付通りの日程で開催します。

  ※定期練習会の他、受講者による自主練習会も例年開催されています。

 

■対  象:全8日間の講座は全て必ず参加できる方、定期および自主練習会で実践練習に積極的に参加することができる方

■参加方法:オンラインプラットフォーム(Zoom、Facebook)

■定  員:最大25名(要申込)

■受  講  料:20万円(税込)

■お申し込み期間:4月21日(火)〜5月11日(月)

■申込方法:応募フォームより必要事項を記入ください。

https://forms.gle/uuN5TXWLaairhBtE9(公開準備中) 

 ※応募の前に、4月21日(火)公開の募集要項を必ずご確認ください。

 ※応募者多数の場合は選考を行います。選考結果は6月初旬(予定)に発表いたします。

 

■講座内容(予定)

第1部( 7月):ファシリテーターになるための鑑賞スキル

第2部( 9月):鑑賞を促すファシリテーションスキル

第3部(11月):対話型鑑賞上級編 —「作品鑑賞」を深める—

第4部( 1月):ファシリテーション上級編

 

■ 講師:伊達隆洋(京都芸術大学 教授/同大学アート・コミュニケーション研究センター所長)

 

▶ 注意事項

■受講環境について

− Zoomのアカウントをご用意ください。

 お持ちでない方はZoomの公式ホームページにて無料アカウントをご取得ください。

 取得方法の詳細は公式ページをご参照ください。

− パソコンでの受講をお願いしております。

 講座は原則、パソコンをご用意いただき受講いただきますようお願いいたします。

 スマートホンやタブレットでのご参加はアプリの利用制限により、実践のプログラムや、利用するオンラインサービスが十分にご体験いただけない可能性がございます。

– インターネット環境について

 有線LAN接続を推奨します。

 

■申し込み・受講料について

− キャンセルについて

 受講確定後の辞退については、期限内にお願いしております。

 申し込み前に受講必須となっている講座の日程をご確認ください。

− 受講料は、一括でご入金いただいております。

 主催者都合による中止を除き、お申し込み後の返金はいたしかねます。

 

■講座の記録について

− 本講座の様子は画像や動画で記録させていただきます。

 本学Webサイトや活動報告書等の広報活動および本センターの研究に用いることがございます。

————————-

 

▶ 主催・問い合わせ

京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター

〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116

https://www.acop.jp

E-mail:info@acop.jp

 

お問合せ対応日時:水・木曜日 10:00~16:00

事務局(担当:有光、吉原)

※事務局は常勤体制ではないためご対応が遅れる場合がございます。予めご了承ください。

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2025.12.26

【年末年始休業のお知らせ】

京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター事務局は、12月26日(金)から新年6日(火)まで年末年始のお休みをいただきます。
この間のお問い合わせへはご返信が遅れますが、何卒ご了承ください。なお、休業期間中のお問い合わせにつきましては、始業日以降に順次対応させていただきます。
今年も多くの皆様よりご支援・ご協力を賜りまして、誠にありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
それではみなさま、良い年末年始をお過ごし下さいませ。

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2025.10.2

【秋季イベント開催のお知らせ】ACOPセンター監修「対話型鑑賞プログラム」

【ACOPセンター監修「対話型鑑賞プログラム」開催のお知らせ】
アート・コミュニケーション研究センター(以下、ACC)が監修/企画/運営/ファシリテーションや講師を務める鑑賞プログラムや講座が開催されます。
ただいま、それぞれのプログラムの参加受付中です。是非みなさまのご予定にお加えください。
会場でお待ちしています!
 
***
①MASK「Open Storage 2025」対話型作品鑑賞プログラム アートのヒミツ基地?! みんなで探検ツアー
おおさか創造千島財団が所有する大型立体作品の収蔵倉庫MASK。年に一度、収蔵作品の一般公開の日に行う、探検ツアーです。
例年、ACCと京都芸術大学アートプロデュース学科の学生が企画/運営/ファシリテーターを務めています。
 
▼プログラム概要
・日時:2025年10月26日(日)
 ①12:00~ 小学1年生~3年生向け
 ②14:00~ 小学4年生~6年生向け
 ③16:00~ 中学生から大人向け
 ※各回約45分/各回定員10名
 ※①と②の回は要保護者同伴。本プログラムには子どもたちご本人のみご参加いただけます。
  ツアー実施中、保護者の方はMASK内を自由にご見学いただけます。
・参加費:無料 ※申込制
・申込方法:Peatixよりお申し込みください
 
MASK「OpenStorage2025」については、こちらhttps://mask.chishima-foundation.com/
 
 
②Art Collaboration Kyoto ACKキッズプログラム
アートフェア会場内をガイドツアーで巡る「みる」を開催します。
アートフェアってなんだろう?どんな作品と出会うことができるかな!?みんなでアート作品をみて、考えたことや感じたこと、発見したことをおしゃべりしながら楽しむ対話型鑑賞で、アート作品の新しい「見方」や「楽しみ方」を発見しよう!会場内をガイドスタッフとめぐりながら、展示されている本物の作品をじっくり鑑賞していきます。
今年で3年目となる「みる」ツアー、ACCは監修/ガイドスタッフを務めています。
 
▼ツアー概要
・開催日時:※日程により受付・開催時間が異なります
   11月14日(金)
     16:30−17:30(受付 16:00−)
     18:00−19:00(受付 17:30−)
   11月15日(土)
     13:00–14:00(受付 12:30−)
     15:00−16:00(受付 14:30−)
   11月16日(日)
     11:30–12:30(受付 11:00−)
     13:30–14:30(受付 13:00–)
・対象年齢:中学生、高校生
・料金:事前申し込み制・ワークショップの参加は無料
     会場への入場料(中学生以下は無料)は別途必要
・定員:各回10名(先着順)
※先着順のため定員になり次第、申込を締め切らせていただきますのでご了承ください。
 当日持参物や受付方法などのご案内を直前にメールにてご案内予定です。
※プログラムは日本語のみでの実施です。
 
・お申込みURL:※各日程によりURLが異なります
 11月14日(金)https://form.run/@1114-acc
 11月15日(土)https://form.run/@1115-acc
 11月16日(日)https://form.run/@1116-acc
 
ACKキッズプログラムについては、こちらhttps://a-c-k.jp/for-kids/
 
 
 
③アーツカウンシル東京 クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー 「ろうナビゲーター養成プログラム 入門―対話型鑑賞で“みる、かんがえる、はなす、きく”を学ぶ―」」
東京都とアーツカウンシル東京が取り組む「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」の一環として展開するパートナープログラム*では、対話型鑑賞の教育プログラムを展開するアート・コミュニケーション研究センター(ACC)と協働し、将来美術館や博物館等での活動を目指す「ろうナビゲーター」の養成プログラムを開講します。
講座では、対話型鑑賞の手法を取り入れ、ろう者同士が豊かにコミュニケーションできる鑑賞の場を生み出し、作品と鑑賞者をつなぐ「ナビゲーター」の養成を目指します。
 
*「パートナープログラム」とは、文化施設やNPO団体、大学、社会福祉施設等と連携し、アクセシビリティ向上に関わるプログラムの調査・検証・モデル開発に取り組む事業です。
 
▼講座概要
【開催日】
第1回:2025年 10月4日(土)、5日(日)
第2回:2025年 12月6日(土)、7日(日)
第3回:2026年 1月17日(土)、18日(日)
 
【時間】
各日 10:30~16:00(昼食休憩1時間・適宜休憩あり)
 
【会場】
アーツカウンシル東京(東京都千代田区九段北4-1-28)
アクセス詳細:
 
【講師】
伊達隆洋(アート・コミュニケーション研究センター 所長/京都芸術大学 教授)
 
【対象】
・芸術文化分野におけるろうガイドに関心がある/目指すろう者の方(年齢・経験不問)
・全3回(全6日間)の講座にご参加可能なろう者
 
【参加方法】
対面実施のみ
 
【受講料】
無料
 
【定員】
20名
 
▼お申し込みについて
【申込期間】
2025年8月28日(木)〜9月26日(金) 10月2日(木)※応募締切を延長しました(9月26日更新)
 
【注意事項】を下記サイトより確認の上お申し込みください。
講座詳細・お申込みは、こちらhttps://www.artscouncil-tokyo.jp/news/22011/
 
 
そのほかにも、2025年度内に講演会・講座等の開催準備を進めています。日程や詳細が確定次第、随時お知らせしますので、お楽しみに◆
 

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2025.7.30

【夏季休業期間のお知らせ】

ACOPセンター事務局では、2025年8月4日(月)~2025年8月19日(火)まで夏季休業を頂きます。
ご不便をおかけしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
なお、休業期間中のお問い合わせにつきましては、8月20日(水)以降に順次対応させていただきます。

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2025.4.18

【募集開始】「対話型鑑賞ファシリテーション講座」2025年度受講生(6期生)募集のお知らせ

【お申込受付締切ました】京都芸術大学ACOP主催講座 「対話型鑑賞ファシリテーション講座2025」お申し込み受付を締め切りました。本年度も多数のお申し込みをいただき、ありがとうございました。

京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター(以下ACC)主催のオンライン連続講座「対話型鑑賞ファシリテーション講座」の2025年度の受講生(6期生)を募集いたします。


NEW! 
2024年度受講生(5期生)のレポートを公開しました。

 

|講座趣旨|

 

 対話型鑑賞は、コミュニケーションを通じてアート作品を読み解くことで、鑑賞に必要となる能力や、アート作品を鑑賞する際のリテラシーを学ぶ鑑賞教育プログラムです。

 アートに親しんだことのない人でも参加でき、作品の鑑賞を通して観察力や思考力、コミュニケーションスキルといったさまざまな能力の育成に寄与することから、全国の美術館や学校現場を中心に取り組まれてきました。近年は美術の領域を超えて、ビジネスパーソンや医療従事者の能力開発、さらにはコミュニケーションやコミュニティの創出など社会課題へのアプローチとしても広く応用されるようになっています。

 参加者にとっては鑑賞の経験や知識の有無を問わず誰でも容易に取り組める反面、意義ある取り組みとなるためには、実施者に十分な背景理論の理解やファシリテーション技術の習得、適切なプログラムのデザインが求められます。しかしながら、対話型鑑賞を専門的・体系的に学ぶことができる場はいまだ限られているため、専門的なトレーニングを受けていない実施者も多く、理解不足や技術不足によって対話型鑑賞への誤解や批判も広まっているのもまた現状です。

 本講座はこうした課題の解消に向けて、対話型鑑賞の基礎となる理論と技法を体系的に理解し、実践経験を積んだファシリテーターの育成を目的としています。そのため、講座では応用的な取り組みの土台となる、本来の教育プログラムとしての対話型鑑賞を十分に理解・習得することを目指し、源流となったニューヨーク近代美術館(MoMA)の教育プログラム「Visual Thinking Curriculum(VTC)」、および、後にVTC開発者らが改良発展させた「Visual Thinking Strategies(VTS)」の理論と技術を体系的・実践的に学びます。

 加えて、講座の後半では、これらを日本に紹介した第一人者である福 のり子(前ACCセンター所長、現・京都芸術大学名誉教授)が日本で発展させた鑑賞教育プログラム「ACOP/エイコップ(Art Communication Project)」の手法も応用編として紹介します。

 美術・博物館や学校をはじめ、様々な現場でファシリテーターとして対話型鑑賞の実践に取り組んでいる/取り組まれる方や、こうした実施者の育成や指導に携わっている方に特に推奨する講座です。ファシリテーター養成を目的とした講座内容となっておりますので、講座での鑑賞を目的とするお申し込みの場合にはご期待に添えない場合がございます。あらかじめご了承ください。


|実施概要|

本講座には3つのプログラムがあります。

 ①講座(全8日・隔月2日間×4回開催、ファシリテーションの実践含む

 ②ファシリテーションの実践練習を行う定期練習会(任意参加、月2回開催)

 ③SNS(Facebook)を活用した情報交換や受講生の交流・研鑽のための

  オンラインコミュニティ

これら3つのプログラムを通じて、鑑賞力向上とファシリテーションスキル習得を目指していただきます。

    募集要項(PDF版)はこちら→  募集要項(PDF版)

 

 

開講期間:2025年7月5日〜2026年3月31日(全20日程を予定)
①講座(必須参加)※全8日

[日程]

 第1部 ファシリテーターになるための鑑賞スキル  2025年 7月5日(土) 〜 7月6日(日) 

 第2部  鑑賞を促すファシリテーションスキル  2025年 9月13日(土) 〜 9月14日(日)

 第3部  対話型鑑賞上級編 ‐「作品鑑賞」を深める‐ 2025年11月8日(土)〜11月9日(日)

 第4部  ファシリテーション上級編       2026年 1月10日(土) 〜 1月11日(日)

[時  間]  土曜日 13:00〜18:00/ 日曜日 10:00〜16:00(休憩1時間含む)

 

②定期練習会(任意参加)※全12日

[日 程]

 2025年7月26日(土)、8月12日(火)、8月23日(土)、9月9日(火)、9月27日(土)、

               10月14日(火)、 10月25日(土)、11月11日(火)、11月22日(土)、

               12月9日(火)、*12月20日(土)、*2026年1月6日(火)

※7月は第2火曜日の定期練習会はありません。12月と1月は日付通りの日程で開催します。

 

[時 間] 第2火曜日 19:00〜20:30 / 第4土曜日 10:00〜11:30

※定期練習会の他、受講者による自主練習会も例年開催されています。

 

■講 師:伊達 隆洋(アート・コミュニケーション研究センター所長/京都芸術大学 教授)

■参加条件:全8日の講座全てに必ず参加できる方
       定期および自主練習会の実践練習に、積極的に参加することができる方

■参加方法:オンライン(Web会議サービスZoom)

■定 員:最大25名

※お申し込み者多数の場合は、応募フォームの回答を選考材料とさせていただきます。予めご了承ください。

■受  講  料:200,000円(税込)※お振込手数料はご負担ください。

 

▶︎ 申込方法

応募フォームから必要事項をご記入の上、お申し込みください。

※応用の取り組みの増加に伴い、「対話型鑑賞」への認識も多様化・曖昧化しています。本講座における「対話型鑑賞」がどのようなものか、どのような問題意識に基づくものかを理解した上で受講いただくために、講師著作の一部抜粋を公開いたします。

対話型鑑賞ファシリテーターの育成と課題(『ここからどう進む?対話型鑑賞のこれまでとこれから—アート・コミュニケーションの可能性』7章より一部抜粋、淡交社)

受講をご検討の際には、募集要項末のQ&Aと併せて必ずお目通しの上、お申し込みいただくようお願いいたします。なお、著作抜粋は本講座の募集のために限定公開しております。無断転載、複製、転用等は固く禁じます。

 

応募フォームはこちら→ https://forms.gle/tvHWWzz7hSAiJGBP9

お申込み〆切:5月11日(日)23:59

※選考結果のご報告は6月初旬(予定)にメールにてお知らせします。


  

▶︎注意事項

受講環境について

− Zoomのアカウントをご用意ください。

 お持ちでない方はZoomの公式ホームページにて無料アカウントをご取得ください。

 取得方法の詳細は公式ページをご参照ください。 

− パソコンでの受講をお願いしております。

 講座は原則、パソコンをご用意の上、受講いただきますようお願いいたします。

 スマートフォンやタブレットでのご参加はアプリの利用制限により、実践のプログラム

 や講座の資料が十分にご利用いただけない可能性がございます。

– インターネット環境について:有線LAN接続を推奨します。

 Zoomミーティングが安定して利用可能な回線速度が必要です。

 また、会社等のVPNを経由して接続している場合も実践のプログラムや講座の資料の利

 用が制限される可能性がございます。受講者様の通信環境による不具合については対応

 致しかねますので、あらかじめご了承ください。

 

申し込み・受講料について

− キャンセルについて

 受講確定後の辞退についてはご遠慮いただいております。

 お申し込み前に、受講必須となっている講座の日程を必ずご確認ください。

− 受講料は、一括でご入金いただいております。

 主催者都合による中止を除き、お振込後の返金はいたしかねます。

 

講座の記録について

− 本講座は画像や動画で記録させていただきます。

 録画動画は、復習学習のため、受講生に視聴期限付きで提供いたします。

 また、本学Webサイトや活動報告書等の広報活動および本センターの研究に用いること

 がございますのでご了承ください。

 

|講師プロフィール|

伊達 隆洋(アート・コミュニケーション研究センター所長/京都芸術大学 教授)

専門領域は人間科学・臨床心理学。2007年に外部研究者として京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)の対話型鑑賞教育プログラム「ACOP」の分析に携わったのをきっかけに、2009年より同大学にて対話型鑑賞の実践と研究に従事。全国の美術/博物館・学校教育関係者への研修のほか、対話型鑑賞を応用した医療従事者の養成や企業研修なども多数手がける。共著『ここからどう進む?対話型鑑賞のこれまでとこれから アート・コミュニケーションの可能性』(淡交社)、共訳『どこからそう思う?学力をのばす美術鑑賞 ヴィジュアル・シンキング・ストラテジーズ』(フィリップ・ヤノウィン著、淡交社)』、寄稿「日本に対話型鑑賞は定着するか」(『ART collectors’』2021年10月号、生活の友社)など。


|講座参加者の声|

■修了生によるレポート

昨年度(2024年度)の受講生によるレポートは近日公開予定です。

2023年度レポート 

対話型鑑賞におけるファシリテーションを学ぶとはー「大学生と学ぶ 対話型鑑賞ファシリテーション講座 2023」を終えて(南澤悠佳 編集者/コンテンツデザイナー)

誰かと生きていくために―「大学生と学ぶ 対話型鑑賞ファシリテーション講座2023」に参加して(渡川智子 京都国立近代美術館 特定研究員)

そのほかのレポートはこちらからもご覧いただけます。


 

応募フォームはこちら→ https://forms.gle/tvHWWzz7hSAiJGBP9

申込〆切:5月11日(日)23:59

※選考結果のご報告は6月初旬(予定)にメールにてお知らせします。


|Q&A|

Q.受講の際に必要なものはありますか?

A.「注意事項」の受講環境についての項目の通り、パソコンでの受講と有線LAN接続を推奨しております。また、講座・練習会ともにZoomの接続が安定しておこなえる環境で受講ください。そのほかに、講座の録画動画の視聴にGmailのアカウント、自主練習会をはじめ受講生間のさまざまな交流にFacebookをご活用いただきます。受講の際には、これらのアカウントも併せてご用意をお願いしております。

 

Q.受講料の支払い方法は何ですか?また分割支払いは可能ですか。

A.今年度より受講料は200,000円(税込)となっており、全プログラムにご参加いただけます。そのほかテキスト代などの費用は別途いただいておりません。また、お支払いについては、京都芸術大学宛ての銀行振込による一括払いをお願いしております。分割払いなどには対応しておりません(海外からの入金で銀行振込が難しい場合は別途お問い合わせください)。お振込み後の受講料の返金は対応しておりませんので、予めご了承ください。

 

Q.講座受講後、対話型鑑賞ファシリテーターとしての資格や認定書はもらえますか?

A.現在のところ資格や認定書はお出ししておりません。対話型鑑賞についての体系的な理解やファシリテーションの技術を学びたい、疑問や課題を解決したいといった実質的な学びを必要とされている方に向けた講座であるとご理解ください。なお、受講後、本講座を受講したことを対外的にお話いただくのはまったく問題ありません。

対話型鑑賞の専門的なファシリテーターの育成という目的において資格や認定の必要性も認識・検討はしていますが、他方、日本に紹介され30年の間にこれだけ広義に普及しているなかで、資格や認定が正統性・真性性といったかたちで排他的に働いたり、建設的な議論や応用的・発展的改良を妨げることにもなりえることを危惧し、現在は資格認定をしておりません。

 

Q.対話型鑑賞とVTS(Visual Thinking Strategies)は同じものですか?

A.「対話型鑑賞」という名称は、1990年代にVTC(Visual Thinking Curriculum)が日本に紹介・普及される過程で日本独自に意訳された造語です。元々はVTC やそれに基づく教育プログラム(VTS含む)を指す狭義の用語でしたが、30年のなかでコミュニケーションが介在する鑑賞スタイル全般に広義の用法で区別なく使われるようになっています。このことが現在のさまざまな混乱や誤解を生じさせる要因のひとつにもなっています。本講座ではこうした経緯も紐解きながら、広義の対話型鑑賞ではなく、基礎となるVTC/VTSとその応用であるACOPを扱います。

Q.対話型鑑賞の源流はMoMAで開発された教育プログラムではないと聞いたことがありますが?

A.これも日本独自の名称に起因する混乱のひとつです。「対話型鑑賞」という用語はVTCを日本で紹介・普及する際に意訳として生まれた造語です。したがってMoMAのプログラムが源流というのは間違いありません。他方、「対話型鑑賞」という言葉は、日本ではその後30年の間にコミュニケーションを介した鑑賞スタイル全般にまで用いられるようになっているため、こうした広義の意味で捉えれば、鑑賞の際に対話がおこなわれていた事例はMoMAのプログラムよりも前から存在しています。

Q.参加者が自由に作品をみて自由に話すのにファシリテーターの技術は必要ですか?

A.対話型鑑賞は参加者が自由に作品をみることを推奨していると説明されることがありますが、これは誤解もしくは説明不足です。対話型鑑賞は本来、作品鑑賞の土台となる体系的な観察や論理的な思考、これらを駆使するリテラシーといったことを身につけることを目指す教育プログラムです。鑑賞者が好きなように作品をみることが対話型鑑賞の目的ではありません。もちろん、作品をどのように受け取るかは最終的に鑑賞者に委ねられますが、プログラムの実施者には目的や設計が必要です。連続的なカリキュラムを基に、鑑賞者のレベルに応じたプログラム設計や作品選び、現場でのファシリテーションを通じて鑑賞者の能力やリテラシー獲得をサポートできる技術が実施者には必要になります。

Q.対話型鑑賞を美術鑑賞ではなくコミュニケーションを目的に活用する場合、ファシリテーションをわざわざ学ぶ必要はありますか?

A.「コミュニケーション」という言葉が何を指しているかによると思います。参加者がとりあえず口を開く、発話するということをゴールにするのであればファシリテーターに求められるものはそれほど多くはないかも知れません(実際には「参加者がとりあえず口を開く、発話する」を最終目的に設定しなければならないほどコミュニケーションが困難な状況への介入には、むしろファシリテーターに高度な技術が求められます)。

鑑賞目的かコミュニケーション目的かという二項対立で語られることがありますが、実施者が鑑賞を充実させることによって、参加者間により豊かな気づきや学びを対話から生じさせることが可能になりますし、充実したコミュニケーションを起こすことが鑑賞の充実には欠かせないため、両者は単純に切り離せるものではないと考えています。

Q.対話型鑑賞のファシリテーション技術とは「3つの問いかけ」のことですか?

A.「対話型鑑賞のファシリテーションは3つの問いかけだけ」という誤解が一部で流布していますが、VTC/VTSには中核となる3つの問いかけ以外にも重要な技法がさまざまあります。また、これらの技法は背景理論と紐付いているため、どのような場面で用いるかといった判断には背景理論の理解も重要になります。本講座ではVTC/VTSの理論と技法に加え、ACOP独自のファシリテーション技法も扱います。

Q.対話型鑑賞は作品の見た目の印象を話してるだけで、作品を鑑賞したことにならないのでは?たとえばコンセプチュアルな作品を見た目だけ話しても無意味では?

A.イエス&ノーです。まず、対話型鑑賞は作品の見た目の印象を話すだけというのは誤解です。実際にはもっと掘り下げて作品を考察することで、コンセプチュアルな作品を題材にすることもできます。しかし、実際には見た目の印象を口々に話すだけの対話型鑑賞が多いのもたしかです。

また、対話型鑑賞は本来、繰り返し何度も経験することで次第に鑑賞のリテラシーが獲得されていくよう、背景理論に基づきどのようなレベルの鑑賞者にどのような作品をどのような順番で見せ、どのようなファシリテーション技術を用いるか、綿密にデザインした上で実施するものです。こうした前提が伝わらないまま、1回の対話型鑑賞を切り取って「あれは鑑賞ではない」と批判されている場合があります。他方、実施者もこうした前提を知らずにおこなっているケースが少なくないのは対話型鑑賞が抱えている大きな課題です。

 

応募フォームはこちら→ https://forms.gle/tvHWWzz7hSAiJGBP9

 

お申込み〆切:5月11日(日)23:59

※選考結果のご報告は6月初旬(予定)にメールにてお知らせします。

 


▶ 主催・問い合わせ

京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター

〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116

https://www.acop.jp

E-mail:info@acop.jp

お問合わせ対応日:水・木曜日 10:00~16:00(担当:有光、吉原)

※事務局は常勤体制ではないためご対応が遅れる場合がございます。予めご了承ください。

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2025.4.1

【開講のお知らせ】「2025年度 対話型鑑賞ファシリテーション講座」開講のお知らせ

京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センターでは、今年度も2025年7月より「対話型鑑賞ファシリテーション講座」を開講します。

 

◆対話型鑑賞の理論とファシリテーターとしての実践の技術を体系的に学ぶオンライン講座です。

◆講座と並行して開催する定期練習会にご参加いただき、鑑賞者・ファシリテーターのスキルアップを目指します。

 

対話型鑑賞を本格的・専門的に学びたい方々のご応募をお待ちしております。

※募集の詳細およびお申込フォームは4月中旬にWEBページにて公開します。

 


▶実施概要

■実施期間:2025年7月〜2025年3月31日(全20日程を予定)

■実施日程:

①講座(必須参加)※全8日

[第1部] 2025年7月5日(土)  〜 7月6日(日)

[第2部] 2025年9月13日(土) 〜 9月14日(日) 

[第3部] 2025年11月8日(土) 〜 11月9日(日)

[第4部] 2026年1月10日(土) 〜 1月11日(日)

[時 間]  土曜日 13:00〜18:00/日曜日 10:00〜16:00(休憩1時間含む)

 

②定期練習会(任意参加)※全12日

[日程]7/26(土)、8/12(火)、8/23(土)、9/9(火)、9/27(土)、10/14(火)、10/25(土)、

11/11(火)、11/22(土)、12/9(火)、*12/20(土)、*1/6(火)

[時間] 第2火曜日 19:00〜20:30 /第4土曜日 10:00〜11:30

※7月は第2火曜日の定期練習会はありません。12月と1月は日付通りの日程で開催します。

※定期練習会の他、受講者による自主練習会も例年開催されています。

 

■対  象:全8日間の講座は全て必ず参加できる方、定期および自主練習会で実践練習に積極的に励むことができる方

■参加方法:オンラインプラットフォーム(Zoom)

■定  員:最大25名(要申込)

■受  講  料:20万円(税込)

■お申し込み期間:4月中旬〜5月初旬(予定)

■申込方法: Googleフォーム(準備中) ※応募者多数の場合は選考を行います。選考結果は6月初旬(予定)に発表いたします。

 

講座内容(予定)

第1部( 7月):ファシリテーターになるための鑑賞スキル

第2部( 9月):鑑賞を促すファシリテーションスキル

第3部(11月):対話型鑑賞上級編 —「作品鑑賞」を深める—

第4部( 1月):ファシリテーション上級編

 

■ 講師:伊達隆洋(京都芸術大学 教授/同大学アート・コミュニケーション研究センター所長)

 

▶ 注意事項

受講環境について

− Zoomのアカウントをご用意ください。

 お持ちでない方はZoomの公式ホームページにて無料アカウントをご取得ください。

 取得方法の詳細は公式ページをご参照ください。

− パソコンでの受講をお願いしております。

 講座は原則、パソコンをご用意いただき受講いただきますようお願いいたします。

 スマートホンやタブレットでのご参加はアプリの利用制限により、実践のプログラムや、

 利用するオンラインサービスが十分にご体験いただけない可能性がございます。

– インターネット環境について:有線LAN接続を推奨します。

 

申し込み・受講料について

− キャンセルについて

 受講確定後の辞退については、期限内にお願いしております。

 申し込み前に受講必須となっている講座の日程をご確認ください。

− 受講料は、一括でご入金いただいております。

 主催者都合による中止を除き、お申し込み後の返金はいたしかねます。

 

講座の記録について

− 本講座の様子は画像や動画で記録させていただきます。

 本学Webサイトや活動報告書等の広報活動および本センターの研究に用いることがございます。

————————-

 

▶ 主催・問い合わせ

京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター

〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116

https://www.acop.jp

E-mail:info@acop.jp

Tel:075-791-9132

 

お問合せ対応日時:水・木曜日 10:00~16:00

事務局(担当:有光、吉原)

※事務局は常勤体制ではないためご対応が遅れる場合がございます。予めご了承ください。

 

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